赤羽 宝幢院
赤羽駅東口を北に進んで行くと、通りを渡ったところに「宝幢院」があります。
宝幢院は室町時代に開山した真言宗智山派に属する寺院です。
宝幢院は、元は浮間村の西野(現在の浮間4丁目)付近にありましたが、荒川の氾濫による洪水を避け、現在の赤羽に移転したそうです。
明治時代までは、線路沿いを跨いだ西側にある「赤羽八幡神社」の別当寺でもありました。
境内にはご本尊の薬師如来像があります。
この他にも区内最古の庚申塔があり、小さいながらも見所があるお寺です。
お寺の門前には、江戸時代元文につくられた道標があります。
江戸時代、宝幢院の門前は板橋道と日光・岩槻道が合流する場所で、徳川将軍家が日光へ参拝するための「日光御成道」との交差点に位置していました。
石柱の側面には「東 川口善光寺道日光岩付道」、「西 西国冨士道 板橋道」、「南 江戸道」と刻まれてあります。
当時、日光参拝を目指す人々はこの道標にしたがって東に進み、赤羽岩淵付近の「岩淵宿」で一泊、翌日渡し船で川口方面へ渡ったそうです。
寺院の向こう側はすぐ赤羽の駅。
2月の節分には境内で豆まき大会なども行われているそうです。
春の訪れを感じながらお散歩ついでに立ち寄ってみるもの楽しそうです。
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コメント
まだまだ出てきますね!!お寺とか結構な数紹介していただいてるのに、すごいなあと思います☆
あ~もうすぐ節分ですね!豆まき大会楽しそうです。
投稿: jrglay | 2009年1月25日 (日) 21時56分
jrglayさん。
ご無沙汰してました☆
こちらのお寺の豆まきは結構賑わっているみたいです。
赤羽の辺りはお寺がたくさんあるので、暖かくなってきたら
この辺もゆっくり散策しようと思います
投稿: くまこ | 2009年1月25日 (日) 22時00分
地図で見ましたがこんなところに立派な本堂を持つお寺があったんですね。街道の道しるべもなかなか興味深いです。北区は昔から江戸と上州や日光を結ぶ重要なルートの一つで道祖神や庚申塔も多くて、調べてみると面白いかもしれません。ちなみに最後の写真のあたりにはもつ焼きで有名な米山がありますね。20年前ぐらいにはよく行ったのですが、その頃と建物が全く変らずおまけに行列までできているのでびっくりです。煮込みの旨さは変わってないんだろうなあ。あと、節分の豆まきはこの辺では神谷の柏木神社が一番エキサイティングだと思います。今年も2月3日17時と19時からです。一度見物する価値はありますよー。
投稿: 大船観音 | 2009年1月26日 (月) 10時28分
大船観音さん。
宝幢院の辺りは江戸時代の日光参拝ルートの重要ポイントだったようですね。
赤羽は史跡が多いので歩いていて飽きません。
もう少し暖かくなったら岩淵まで足をのばそうと思ってます。
柏木神社の節分が盛り上がるなんて初耳です
時間があったらいってみようと思います♪
投稿: くまこ | 2009年1月31日 (土) 13時50分